「また明日な」
故郷の村で学校に通っていた時ジーニアスやコレットに言っていたような言葉が、去ろうとする刺客の男に向かって出てしまった時は、さしものロイドもなんだコレ。と思った。思ったけどまあ良いか。と結論づけて、手まで振ってやった。
仲間達はポカンとしているし、手を振られたユアンも面食らった顔で硬直している。
「何の真似だ」
「どうせまた近いうちに来るんだろうなって思ったら、自然に声が出ちまった。お前とも長い付き合いだし、そのくらい良いだろ」
「……覚えていろ、ロイド・アーヴィング。次こそは貴様を我が物にする!!」
いつもより悔しそうにお決まりのセリフを言う背中に「おう、頑張れよ」と言ったら、今度こそ盛大にコケていた。